バーチャル世界や遠隔地での物体操作などを行う際に反力や摩擦力を感じることで操作しやすくなることが知られています. 提示する力の計算方法を工夫することでリアルな感覚を提示します.
指が物体に触れた時に起こる物体の固有振動を再現することによって高い剛性が表現できることが知られている.
固有振動を再現した振動を抗力に付加し,提示することで、物体の固有振動を再現し,高い剛性の表現を行う.
従来の力覚インタフェースによる摩擦の提示法にproxy法がある.
proxy法におけるproxyの動きがバネダンパによって動力学に沿うように動かすことで、すべり時に振動が発生するようにする.
このようにすることでリアルなすべり感の提示を行う.
この研究と「高解像度力覚レンダリングのための局所的な高速物理シミュレーション」を合わせた「Perception-based High Definition Haptic Rendering」をSIGGRAPH2008にてデモ展示しました。