Vtuber (Virtual YouTuber)や、ライブやテーマパークなどでのバーチャルアイドルなど、演者に操作されるアバターが使われる機会が多くなっています。
演者はバーチャル世界ではなく実世界で操作するため、バーチャル世界でアバターが物や人に触れても演者はその影響を受けません。そのため、アバターが貫通してしまったり、衝突した際の反応動作がないなどの不自然な動作になりがちです。
この研究では、物理エンジンを用いることで、接触の影響をシミュレーションして自然な反応動作を作ります。また、アバターを演者の動きに遅れなく追従させるために必要な力を別の物理エンジンで算出して加えることで、アバターを演者の動作に遅れなく追従させています。